漢字を間違えやすい10の四字熟語!中学受験では意味を覚えれば大丈夫

並ぶ折り鶴

漢字が4つ並んでいる四字熟語は好き嫌いの分かれる単元です。

語彙の問題としても漢字の問題としても出題の可能性があるため、できるだけたくさん知っておきたいものです。

漢字で書くときは、当然ですが正確に書かなければなりません。この記事では、「正しく書けたと思ったのに1つだけ違った」ということの多い四字熟語を10コご紹介します。

原因はよく使う漢字との混同

漢字を間違える子

間違いの原因はだいたい決まっています。「音(読み方)に合わせて、自分のよく書いている漢字を当てはめてしまう」ことが原因です。

思い込みや早とちりとも言えます。よく考えれば分かるはずなのに間違えてしまうため、大人が見ると歯がゆく感じるかもしれません。

改めて「正しく書けているか」「意識して書いているか」を確認しましょう。

間違えやすい四字熟語と対処法

特に間違えやすい四字熟語10とその間違えを回避するためのポイントを挙げていきます。

お子さんが正しく書けるかどうか、まずはすべて漢字で書かせてみると良いでしょう。漢字が全く出てこない、もしくは四字熟語自体を知らない場合は、まだ漢字の話をするレベルではありません。反復練習で一度しっかり覚えこみましょう。

●右往左往

意味:あっちへこっちへと混乱している

「右住左住(往⇒住)」と書いてしまいます。単純に見た目が似ているので間違えてしまうんですね。書いた本人も気づいていないので、自己採点では〇をつけてしまいがちです。結局間違えたままになっていることも少なくありません。

対処法は「往」という漢字の存在を知ることです。目的地へ向かうという意味の「往く」からきています。「右へ往ったり左に行ったり」という意味と結び付けて覚えましょう。

●完全無欠

意味:足りないところがない

「完全無決(欠⇒決)」と間違えます。読み方の「ケツ」と聞くと、「決」がまず思い浮かぶということなんでしょう。よく使う漢字に引っ張られてしまうのは、ありがちな間違え方です。

対処法は、意味で考えることです。「完全で、欠けが無い」という意味が頭に入っていれば間違えません。

●危機一髪

意味:わずかな差で危険を回避する

「危機一発(髪⇒発)」と間違うことも多いのですが、そもそも「髪」が正しく書けません。小学校で習う字ではないので仕方のないことではありますが、四字熟語の一部として考えると、書けるようにしておきたい漢字ではあります。(中学一年生で習う漢字です)

髪の毛一本ほどのわずかな差という意味を知り、何度か「髪」を書く練習をするのが良いでしょう。左上のパーツは「長」ではなく、一画少ないものであることにも注意です。

●玉石混交

意味:価値のあるものとないものが交ざっている

「玉石混合(交⇒合)」と間違えることが多いのですが、その原因を「男女混合って言葉があるから」と言われたことがあります。なるほどなぁと感心しましたが正しくは「混交」です。

「玉(価値のあるもの)」と「石(価値のないもの)」が「混交(入りまじる)」という意味、そして「ぎょくせきこんこう」という正しい読み方を覚えることが大事です。

五里霧中

意味:見通しが立たず困る

「五里夢中(霧⇒夢)」と間違えてしまいます。「むちゅう」と聞くと、頭の中で勝手に「夢中」に変換されてしまうようです。

「霧の中にいる」から見通しが立たないんだと、意味と合わせて覚えるようにすると一石二鳥です。「霧」という漢字も書けるように、「あめかんむりにム」と覚えておきましょう。

●自画自賛

意味:自分で自分を褒める

「自我自賛(画⇒我)」と間違えてしまうのですが、これも五里霧中と同じパターンですね。「じが」と聞くと「自我」が頭に浮かんでしまうのです。

自分を褒めるのではなく、「自分の書いた画(絵画)」を褒めていることからきた四字熟語です。状況をイメージすると覚えやすくなるかもしれません。

●取捨選択

意味:良いものを取って悪いものを捨てる

「取拾選択(捨⇒拾)」と書いてしまうことがあります。「取る」と「捨てる」では意味が反対なんですけどね。

「捨てる」と「拾う」は、四字熟語でなくとも間違えやすい漢字です。間違えやすいと知っておくだけでも、間違いを防げることもあります。

●絶体絶命

意味:逃げられない、ぎりぎりの状態

「絶対絶命(体⇒対)」は大人でも間違えてしまう人が多いものです。パソコンやスマホでも、二字ずつの熟語だと誤変換してしまうことがありますよね。

九星術に由来する言葉ですが、「体と命を絶つ」くらい追い詰められているというイメージを持たせるのも間違いを回避するには良いかもしれません。

●前代未聞

意味:これまでに聞いたことがない

「前代未門(聞⇒門)」や「全代未聞(前⇒全)」など、間違いのバリエーションが多い四字熟語です。「ぜんだい」も「みもん」も聞き馴染みのない言葉ですから、頭に入って来づらいのかもしれません。

馴染みがないのが原因であれば、意味と漢字をリンクさせて覚えることで解決できます。「未だ聞いていない」という部分に注目して覚えさせましょう。

●無我夢中

意味:我を忘れるくらい熱中する

「無我無中(夢⇒無)」と「夢我夢中(無⇒夢)」の間違え方は2パターンあります。同じ漢字を重ねてしまうのです。読み方が同じですし、気持ちは分かります。

「我を無くすほど夢中になる」と、意味を漢字で覚えましょう。書いた後に意味が通じるか見直すクセをつけるのも大事ですね。

対処法は「意味の理解」

意味が大事

どの四字熟語も、正しく書くポイントは「意味を理解すること」です。意味がそのまま漢字になっているものがほとんどなので、意味さえ正確に理解していれば、間違えることはありません。

「意味を理解する」というのは目に見える勉強ではないためおろそかにしてしまいがちですが、やるとやらないとでは大きく差がつきます。ぜひ、まとめて確認してみてくださいね。

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