疑問を解消!中学受験の文法で勉強すべき3つの項目と勉強法まとめ

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中学受験の文法は何を勉強すればいいの?

中学受験で文法が設問になることはほとんどありません。

いくつかの学校ではときどきまとまって出題されることがありますが、多くの学校では1問あるかないかというくらいです。

文法は出題パターンがほぼ決まっているので、基本を押さえておけば大丈夫です。

中学受験で押さえるべき文法項目と勉強法をご紹介します。

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中学受験で勉強すべき文法

敬語・かかりうけ・品詞

中学受験で押さえるべき文法項目は大きく分けて3つです。

  1. 敬語
  2. かかりうけ
    →主語・述語・修飾語
  3. 品詞
    →分類と識別

「文法」と考えるとものすごく範囲が広く感じてしまいますが、3つと考えたらできそうな気がしてきませんか?

中学受験なら敬語・かかりうけ・品詞の基本が分かっていれば大丈夫です。

定期的に繰り返して基本を確実なものにするだけで、受験で必要な内容は身につきます。

敬語

敬語は語彙に分類すべきかもしれませんが、主語とのかかわりも深く暗記だけでは使いこなせないので文法と考えることにします。

敬語で押さえるべきポイントは大きく分けると2つです。

  1. 特別な敬語を覚える
  2. 尊敬語と謙譲語を使い分ける

実際に塾などでは丁寧語や接頭語なども含めてもっと細かく勉強しますが、受験で必須といえるのは「特別な敬語」と「尊敬語・謙譲語の使い分け」です。

特別な敬語はとにかく暗記

敬語には尊敬語と謙譲語があり、それぞれさらにいくつかの言葉が存在します。

【尊敬語】
特別な敬語 お~になる ~れる・られる
【謙譲語】
特別な敬語 お~する

たとえば「食べる」を尊敬語にするとき、「めしあがる」「お食べになる」「食べられる」のどれを使っても良いのです。

「めしあがる」のように元の言葉(食べる)とはまったく違うものになる敬語を特別な敬語と呼びます。

特別な敬語、特別な形の敬語、特殊敬語、敬語独自の動詞など呼び方はさまざまです。
ほとんどの動詞には特別な敬語がありません。

敬語の問題では、特別な敬語で答えなければならないことが多いです。

特別な敬語はとにかく暗記するしかありません。声に出し書いて覚えましょう。

覚えるべき特別な敬語は以下の通りです。

尊敬語謙譲語
行く/来るいらっしゃる参る
いるいらっしゃるおる
食べる/飲む召し上がるいただく
見るご覧になる拝見する
言うおっしゃる申す
するなさるいただく
もらういただく
くれるくださる
聞くうかがう
承る

表にしてみるとなんとか覚えられそうな量ではありませんか?

表を何度も書いたり単語帳にしたり、工夫して暗記してみてください。

尊敬語と謙譲語の使い分け

敬語でもうひとつ重要なのは、尊敬語と謙譲語の使い分けです。

例題

問題 ( )の言葉を敬語に直しなさい。
 ①先生は職員室に(いる)。

「いる」の敬語は 「いらっしゃる・おる」 です。

敬語を覚えたら次は、尊敬語と謙譲語のどちらを使うべきか判断できるようにならなければいけません。

尊敬語と謙譲語は主語で判断します。

  • 尊敬語・・・主語が相手(目上の人)
  • 謙譲語・・・主語が自分
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「先生は職員室にいる」の主語は先生なので尊敬語を使います。「いらっしゃる」が正解ですね。

主語から判断して尊敬語か謙譲語か選べるようになればOKです。

問題をたくさん解いて勉強しましょう。

かかりうけ

かかりうけ

主語と述語のように、文節同士でかかったり受けたりする状態のことをかかりうけと呼びます。

かかりうけで押さえるべきポイントは大きく分けると3つです。

  1. 文節に分ける
  2. 主語を探す
  3. 被修飾語を探す

どれも感覚でできる子もいればまったく分からない(納得できない)という子もいます。

どれも問題を多くこなして感覚をつかんでいくのが良いでしょう。

文節に分ける

かかりうけは文節単位で考えるので、まずは文を文節に分けなくてはいけません。

ただし実際の出題では記号で選んで解答することが多いので、さらっと理解するだけで大丈夫です。

文節とは「意味の分からない言葉が出ないように分けた最小の単位」です。

たとえば「私は学校へ行く」だと「私は / 学校へ / 行く」の3文節ということになります。

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「ネ・サ・ヨ」で区切れる言葉のまとまりと習った人もいるかもしれませんね

主語を探す

かかりうけでは主語を探すという出題が見られます。

読解にかかわるものなので、読解の大問中で出題されることが多いです。

主語を探すにはまず述語を探さなければいけません。

主語だけを探そうとすると間違えやすいので、「述語をしたのは誰(何)か」と考えるのがポイントです。

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「私は母へプレゼントを買う」だと、「述語=買う」だから「主語=私は」ということですね

被修飾語を探す

主語のほかに被修飾語を探すことも多いです。

修飾語と被修飾語

被修飾語とは「修飾される言葉」という意味で、「小さい花」なら「花」が被修飾語です。

「詳しく説明されている言葉」と考えれば分かりやすいかもしれません。

例題

問題 ( )がついている言葉の被修飾語を答えなさい。
 ①(急いで) 家に 帰る。

「急いで家に帰る」の「急いで」の被修飾語は「帰る」です。

「急いで帰る」「家に帰る」考えると、「急いで」も「家に」も「帰る」を修飾していることが分かります。

修飾語と被修飾語の関係が分かってくると長文もぐっと読みやすくなりますよ。

品詞

品詞とは単語を働きやかたちで分けたもので、中学受験では10の品詞を覚えます。

動詞 形容詞 形容動詞 名詞 副詞
連体詞 接続詞 感動詞 助動詞 助詞

品詞で押さえるべきポイントは大きく分けると2つです。

  1. 品詞分類(品詞分け)
  2. 品詞の識別

品詞分類

りんごのいろいろな品詞

品詞で問われるのは「単語を見て品詞を答えられるか」です。

たとえば「りんご」は名詞、 「食べる」は動詞、 「赤い」は形容詞といった感じです。

10品詞それぞれの特徴を覚えなければならないため、難しく感じるかもしれません。

まずは「動詞・形容詞・形容動詞・名詞」の4つから始めるととっつきやすいです。

特徴や見分け方を覚えて分類の問題を解き、慣れたらひとつずつ品詞を追加してみましょう。

助詞と助動詞は概念だけなんとなく分かればOKです。

名詞はさらに「固有名詞」「普通名詞」「代名詞」「数詞」に分けられます。

余裕があればぜひチャレンジしてみてくださいね。

品詞の識別

単語の中には見た目には同じでも実は品詞や意味が違うものがあります。

「お金がない」と「お金が払えない」は、同じ「ない」でも品詞が違います。

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「お金がない」は形容詞、「お金が払えない」は助動詞です

「母に怒られる」と「激辛料理が食べられる」は、同じ「られる」でも意味が違います。

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「母に怒られる」は受身、「激辛料理が食べられる」は可能の意味を持っています

品詞のなかでも助詞、助動詞はある程度細かく意味(用法)をチェックしましょう。

まとめ

中学受験で必要な文法の知識は「敬語・かかりうけ・品詞」の3つだけです。

苦手意識を持つ子も多いので、範囲を絞り繰り返し勉強して基本を身につけましょう

完璧を求めるよりは「8割できる状態」を目指すくらいがちょうどよいです。

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文法のほかにも勉強することは多いですしね

ちょっと勉強すれば点数を取れる文法は達成感を得やすい分野でもあります。

何から勉強しようか迷ったときや国語の自信がなくなっているときはぜひ文法を勉強してみてくださいね。

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